戦争と言うもの、つまり、人間集団同士の争いが、太古の時代から存在していたことは、考古学の発掘調査などからも知ることができます。その発生には、さまざまな要因があったのでしょうが、特に、人類の定住期なっては、やはり、領地争いが最大の要因であったように推測できるます。
人類の全てが移動状態にある場合には、どの集団も、土地に対する権利について無頓着であったことでしょう。自然が産するものを採取していれば、生命を維持することができたのです。しかしながら、ある特定の土地に定住し、そこで、生活を営むとなりますと、権利意識が芽生えてきます。しかも、穀物栽培し、収穫するという農業が誕生しますと、より一層、この意識が高まったものと考えられるのです。
きっと、昔は、自分達を守ることが大変だったのね、とまあちゃまは、昔の生活を想像してみるのでした。