一昨日の5月14日は、イスラエルの建国記念の日でした。イスラエルでは、アメリカのブッシュ大統領を迎え、華々しく建国記念日が祝われたのですが、この建国の式典でも、イスラエルのパレスチナ人の難しさが垣間見られました。
それは、10名ほどのアラブ系の議員が、式典への出席をボイコットしたことです。このことは、たとえイスラエル国籍を持っていたとしても、アラブ系の人々は、ユダヤ人によるイスラエル建国を認めておらず、充分に国内統合がなされていないことを示しています。1948年の建国当時にあって、推定70万人といわれているパレスチナ人の人々が(現在では、人口増加のためにさらに増加しているかも・・・)、仮に、イスラエルに帰還したとしても、共にイスラエルの建国を祝うとは到底考えられません。
こうした問題は、イスラエルに限らず、世界各地に見られそうね、とまあちゃまは、民族と国家との関係の難しさに思い至るのでした。