占領地で起きてきたインティファーダは、これまで、イスラエルに対して闘ってきたPLOが組織したものではありませんでした。パレスチナでも、イスラム原理主義の思想が広がってきていたのです。
イスラム原理主義組織とは、一国の組織ではなく、国際的な組織という特徴を持ちます。70年代後半から活動を活発化させてきており、幾つかのテロ事件を起こすようになっていました。例えば、1977年に、キャンプデービッドの合意が成立しましたが、この時のエジプト側の大統領であったサダトは、アラブの裏切り者として、1981年10月6日にイスラム原理主義組織の「ジハード団」により暗殺されています。この日は、第四次中東戦争の開戦記念日であったと言います。
中東紛争は、イスラム原理主義のテロによって、さらに混乱しそうね、とまあちゃまは、心配です。