イスラム原理主義の「ジャーヒリーア」論とは、イスラムの理想社会を、「教義、儀礼、法において純粋に唯一神アッラーのみに隷従する状態の社会」と定義づけています(クトゥプの『道標』より・・・)。
この理論に基づきますと、共産主義、異教社会(日本も含まれる?)、ユダヤとキリスト教社会、そうして、堕落したイスラム社会もまた、否定されることになります。そうして、”真正のイスラム社会”を実現するためには、武装闘争、つまり、”ジハード”が必要であると説いたのです。つまり、イスラム原理主義者にあっては、自分たち以外は、みな倒すべき”敵”ということになりそうです。
この理論によって、本当に、イスラム教徒にとっての理想の社会は実現するのかしら、とまあちゃまは、疑問に思うのでした。
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