婚約解消計画の実行で、リクード党内から激しい批判を受けることになったシャロン首相は、とうとう、党を割って出ることを決意します。2005年11月21日、新党カディマがイスラエル政界に誕生することになりました。
カディマの基本的な政策路線は、シャロン首相の方針どおり、ガザ地区からは撤退するけれども、ヨルダン川西岸の大規模入植地は保持するというものでした。ヨルダン川西岸地区には、マアレ・アドミュームやアリエルといった、住宅地化した大規模入植地が建設されてました。そうして、2010年までに国境線を画定することも、目標として掲げたのです。
とうとう、イスラエル政権に新しい政党が誕生したのね、とまあちゃまは、びっくりです。