日本書紀では、神武元年の紀元前660年から持統11年の697年までの1357年間に、紀年が配布されています。
したがいまして、この1357年間のスパンにおいては、歴代天皇の末年を求めることができます。例えば、神武天皇の末年は、神武元年が紀元前660年で、配布されてある紀年数は76年ですので、紀元前585年であることがわかります。このように、すべての歴代天皇の末年は、実年代で何年に相当するのか、計算することができるようになっているのです。
一方、昨日の「日本書紀のお話16」でお話いたしましたように、古事記にも古事記崩年干支として、歴代天皇の末年が記されてあります。
そこで、日本書紀の歴代天皇の末年と古事記の歴代天皇の末年を比べてみますと、大きく違っていることがわかったのです。
続きは明日ね♡