警察が、正義の味方となるためには、いくつかの条件が必要になります。
第一に、政治犯や思想犯といった、個人の内面にかかわる事柄が、”犯罪”とはされない社会であらなくてはなりません。つまり、個人の思想、信条、宗教といった内面の自由が、公に認められなくてはならないのです。
第二に、警察組織が、政治や宗教団体からの介入を受けないように工夫されなくてはなりません。全ての人々にとって、警察組織は、中立であって、公平でなくてはならないのです。このため、組織的な独立性が保障されなくてはならないのです(もちろん、内部および外部チェックは必要ですが・・・)。
第三に、法律、つまり、警察活動が依拠する刑法のレベルで、犯罪が犯罪として明確に規定されていなくてはなりません(罪刑法的主義)。警察が、勝手に”犯罪”をつくってはならないのです。
こうした条件が揃えば、警察は、人々を犯罪者から守ってくれる正義の味方になれるのね、とまあちゃまは、期待するのでした。