1918年11月、キール湾における水平の反乱を契機にドイツで革命が起こり、第一次世界大戦は終結に向かいます。それでは、第一次世界大戦後の中近東は、どのように変化したのでしょうか。
戦争とは、既存の国際秩序を破壊する行為でもあります。第一次世界大戦もまた、戦前と戦後とでは、大きく政治地図が塗り替えられることになったのです。
戦後の国際秩序再構築に際して、近代以降のヨーロッパでは、戦勝側と敗戦側の両戦争当事国が参加して、戦後秩序に関する講和会議を開くのが慣例となっていました。講和会議における合意こそ、戦後の国際秩序をつくることになるのです。かくして、第一次世界大戦にあっても、1919年1月に、フランスのパリにおいて講和会議が開催されることになったのです。
戦争の度ごとに、国際秩序は変化することになるのね、とまあちゃまは、少しばかり驚くのでした。
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