古いものと新しいものとの間で取捨選択を行う場合、考える基準や方向性が定まらなくては、すべてがめちゃくちゃになってしまいます。そこで、まずはじめに、考えたり、選んだりするための、基準について考えなくてはなりません。
例えば、何か野蛮な風習、例えば、生贄や人柱とか!があった場合、それは、確かに伝統的で歴史のあるものなのですが、それを止めるか否かは、何を基準に判断したらよいのでしょうか?人類の歴史を振り返りますと、人々は、徐々にではありますが、人間の生命や尊厳を尊重するようになってきています。人々が相互にそれぞれの生命や尊厳を尊重しようと考えるようになった時、生贄や人柱といった他者の生命を奪うような風習は捨てられることになるのです。つまり、人間性の相互尊重というものが、物事の取捨選択の基準として定着してきていることが見て取れるのです。
こうした基準が定着してくることこそが、人類が成長してきている証しなのね、とまあちゃまは、思うのです。
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