中東情勢をめぐる状況の変化は、イスラエルとパレスチナの二国間に限定されているわけではありませんでした。イスラエルとレバノンとの関係も悪化していたのです。
2000年に、イスラエル軍は、レバノンから撤退しましたが、その後も、ヒズボラ側からの攻撃は続いていました。2006年7月にも、イスラエル国防軍との間で交戦があり、二人の投降兵士を捕虜とします。ガザでイスラエル軍兵士拉致事件が起きてたのと、丁度同じ時期のことです。この兵士拉致事件に憤慨したイスラエルは、7月12日に、再びレバノンとの戦争に突入することになるのです。この戦争は、イスラエル・レバノン戦争と呼ばれています。しかも、ヒズボラの背後には、支援国としてシリアとイランが控えていたのです。
この様子では、中東一帯に戦火が広がりそうだわ、とまあちゃまは、心配でなりません。