さて、世俗の法律は、人の行動が他者を傷つける”悪”とならないように、最低限ルールを定めています。このため、まずは、いかなる人も、これらの犯罪行為を行わないように、自らを律しなくてはならないのです。
世俗にあっても、自己規律、すなわち、セルフコントロールは必要なのです。たとえ厳格な修行を積むような宗教者ではなくとも、人間の社会では、自己の欲を抑え、自己の自由の範囲を知ろうとすることは、社会生活を送る上で大切なことなのです。今日、個人主義が強調されすぎたあまりに、セルフコントロールの必要性については忘れられがちです。しかしながら、まず、人が人として社会の中で生きてゆくためには、このすべを家庭や学校において身につけなくてはならないのです。
本当の個人主義は、相手の自由や権利をも尊重することなのね、とまあちゃまは、納得しました。
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