宗教団体は、人々の安全を脅かし、相互信頼社会を揺るがすのみならず、より深刻な害を国家や国民に対してなすことがあります。それは、欲張りな宗教集団が、政治権力を自分たちのために利用しようとすることです。
宗教集団とは、できる限り自らの信者を増やしたいと願うものです。この願いをかなえるために、宗教団体が、国家の統治権力や政治権力を利用しようとしたら、どのようなことになるのでしょうか?もしも、ある宗教団体が、政治権力を握って、自らの教団の信者にのみに利益を与えたり、特権を与えたりしたら、どのようなことになるのでしょうか。信者を獲得したい宗教団体は、政治的な利権で信者を釣り上げようとします。”当方の信者となれば、あなたは政府から補助金がもらえますよ、公共事業にも参加できますよ・・・”と、甘い言葉で誘うのです。こうした誘惑に負けてしまった人々は、信仰心ではなく、自らの欲のために教団に入ってしまいます。こうなりますと、宗教団体は、信仰をともにする集団ではなく、世俗的な欲の塊となってしまうのです。そうして、もっと恐ろしいことに、権力に近い教団の信者でない人々は、公的な宗教差別や迫害を受けることになってしまいます。統治権力や政治権力は、全ての国民に対して等しい距離にあらねばならないのに(法の前の平等)!政教分離の原則が必要な理由は、この宗教のマイナス面にもあるのです。
今日の日本は、とっても危ないのね!とまあちゃまは、憲法に定められた政教分離の原則をないがしろにして、宗教団体が政治と結びついてしまっている現状にぷんぷんです。
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