中東和平案について考えていたところ、今日は、イスラエルとシリアが、トルコを仲介として、和平交渉に入るというニュースが飛び込んできました。
もともと、この地域は、トルコ帝国の版図に含まれていたことを思い出しますと、トルコの仲介というのも歴史の因縁であるかもしれません。ゴラン高原の返還が最大の論点になるのでしょうが、この地帯は、イスラエルにとっては防衛上の要衝であるらしく(シリア地上軍が一気にイスラエル領に・・・)、自国の安全保障が約束されない限り、イスラエルは、そうやすやすとは、返還に応じそうにありません。この点を考慮してますと、ゴラン高原を非武装化すると同時に、イスラエル側も同様にシリアとの国境地帯を非武装化するといった案も考えられます。何らかの方法で、両国の安全が相互に保障されなくてはならないのです。
この和平交渉は、成功すれば、隣国のレバノン情勢の安定化にも繋がりそうだし、失敗すれば、中東全体の不安定化を増幅しそうだし、運命の交渉になりそうね、とまあちゃまは、心配そうに和平交渉のゆくへを見守るのでした。
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