これらの案のほかにも、まだまだ他の案も考えられそうです。例えば、両国に、相互の自治区を設定するという案もあります。
これは、イスラエルの入植地の領有権は、パレスチナ側に認めつつも、入植地のユダヤ人住民の自治を認めるというものです(ユダヤ人自治区)。ユダヤ人住民の国籍は、イスラエル籍のままとするか(在パレスチナ・イスラエル人)、パレスチナ国籍とするか、あるいは、選択制にするかは、両者の協議で決定することになります。この反対に、パレスチナ人に帰還権を認めるとしますと、今度は、イスラエル国内で、これと反対の制度を設けることになります。つまり、イスラエル領内に、パレスチナ人自治区を設けるのです。
この自治区方式では、先の記事に述べた理由によって、国籍は双方ともそのままとした方が、後々、両国において政治的な国内分裂を招かなくてよいのではないかしら、とまあちゃまは、思うのでした。
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