新しく誕生したカディマは、リクードほど教条主義ではないものの、労働党ほど現実主義でもないという中道政党として誕生しました。
このことは、ガザ地区は放棄するけれども、ヨルダン川西岸の入植地は維持するという政策方針にも端的に表れています。このため、リクード、労働党の両党から、カディマに入党する人々も多数いたのです。例えば、現在のイスラエル首相であるエルメルト氏や国防相のシャウル・モファズ氏が、労働党からは、元首相のシモン・ペレス氏も参加したのです。
カディマの立党は、リクードと労働党との間で起きた政界再編だったのね、とまあちゃまは、納得するのでした。
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