こうして、中東和平は停滞気味になるのですが、ここで、新たな展開が生じてきます。それは、サウジアラビアのアブドラ皇太子の提案です。
2002年2月、アブドラ皇太子は、イスラエルに対して、もし、全占領地からイスラエル軍が撤退すれば、国家承認の準備があることを伝えるのです。そうして、2000年にアメリカ大統領に就任したブッシュ大統領も、6月に、パレスチナ暫定国家の建設支援を表明するのです。こうして、中東和平に、僅かなりとも希望が見えてくることになりました。
このまま、事態は良い方向に向かうのかしら、とまあちゃまは、心配そうに行方を見守ります。
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