1992年とは、全てが上手く進みそうな気配がした年でした。ちょうどイスラエルとPLOが歩み寄りを始めたころ、ノルウェーという仲介者が現われたからです。
これまで、中東和平は、アメリカを中心に進められており、PLOは、アメリカはユダヤ人寄りであるといして、懐疑的な視線を向けていました。ノルウェーの登場は、PLOの警戒心を解くことになり、両者の合意が成立する下地をつくったのです。同年5月に、ノルウェーは、秘密裏に両者と交渉を開始しました。
さてさて、ノルウェーは、誠実な仲介者として、事態を両者の合意にまで運ぶことができるのかしら、とまあちゃまは、交渉の行方を見守ります。
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