イスラエルの資金難は、思わぬ方向から、中東和平を推進することになります。それは、アメリカが、イスラエルに対して圧力をかけたからです。
イスラエルは、資金難を解消するために、民間金融機関からの借り入れを計画し、この借入に対して、アメリカ政府が債務保証をするように依頼していました。これまでのアメリカの親イスラエル寄りの方針から考えますと、債務保証はやすやすと受けられるはずであったのですが、ここで、アメリカは、この依頼に難色を示すのです。
中東和平を実現するためには、アメリカは、イスラエルとパレスチナの双方に対して、中立的な仲介者となる必要があったのね、とまあちゃまは、考えるのでした。
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