もし、中東紛争の和平を推進するに当たって、双方にとって最も好条件が整うパターンがあるとすれば、それは、双方ともが、相手国家の生存権を認め、テロを放棄し、最終的な解決への意欲を持っていることです。
この点を考えますと、90年代はじめは、イスラエルに労働党のラビン政権が誕生し、パレスチナ側でもアラファトの路線変更の宣言がなされていたわけですから、和平推進にはうってつけの時期であったと言えます。実際に、1992年の就任早々に、ラビン首相は、パレスチナ側への譲歩案を発表するのです。
このまま、上手に和平までこぎつけることができるのかしら、とまあちゃまは、心配です。
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