イラクの独裁者フセインは、アラブの撹乱者であり、風雲児であったようです。フセインの攻撃の矛先は、イスラエルではなく、アラブ諸国に向いていたのですから。
この後の展開からは、さらに、フセインの無軌道ぶりが窺えます。1988年まで、イラン・イラク戦争は続きますが、この戦争が終わりますと、今度は、1990年に、隣国のクウェートを侵略するのです。この間、イスラエルは、比較的安全な立場にありましたし、それだからこそ、レバノン内戦に介入できた、とも指摘されているのです。
フセインの登場で、中東情勢は、しばらく混迷することになったのね、とまあちゃまは、溜息をつくのでした。
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