最近、原油価格が急騰し、人々の日常生活にまで影響を与えるようになっています。実は、第4次中東戦争に際しても、石油価格が値上がりして、経済が混乱に陥ったことがあるのです。
それは、石油産出国であるアラブ諸国が、親イスラエルとみなしたアメリカとオランダに対して石油の禁輸を実施するとともに、生産量の削減という措置をとったからです。加えて、石油輸出機構(OPEC)も、石油価格の値上げを決定しました。この結果、石油価格は4倍に跳ね上がり、石油供給を中東に依存する西側諸国の経済は、大打撃を受け、スタグフレーションに陥ることになったのです。
中東諸国の多くは石油産出国なので、状況が不安定化すると、世界中に影響を及ぼすことになるのね、とまあちゃまは、その影響力を思い知らされるのでした。
コメント