1976年、アメリカでは、共和党のフォード大統領から民主党のカーター大統領へと政権が交代しました。翌年の77年には、イスラエルでも、歴史的な政権交代が起きることになりました。
建国以来、イスラエルでは、初代のベン―グリオン政権に始まって、労働党が継続して政権を担ってきました。しかしながら、77年の総選挙では、この労働党が大敗し、代わって、タカ派の連合勢力であるリクードが躍進したのです。ここに、リクードを基盤としたベギン政権が誕生することになりました。リクードの特徴は、そのタカ派の主張にあります。たとえば、占領地であるヨルダン川西岸地区については、古代ユダヤ王国の版図であるジュダヤとサマリアであるとみなしていました。つまり、父祖の地を取り戻したに過ぎないと考えていたのです。
リクードの登場で、またまた和平交渉が難航しそうね、とまあちゃまは、心配です。
コメント