こうして、第4次中東戦争は、攻守が入れ替わる展開となりましたが、開戦から16日後の10月22日に、停戦を求める安保理国連決議338号が成立しました。
ところが、イスラエルが、この停戦決議に従わず、エジプト軍への攻撃を停止しようとしなかったため、ソ連が軍事介入を示唆するという事態に発展します。こうして、アメリカは、核警戒態勢を敷くことになるのです。キューバ危機においても、核戦争の瀬戸際を経験しましたが、このときもまた、人類は、核戦争の危機に直面することになったのです(もっとも、ニクソン大統領を窮地に立たせていたウォーターゲート事件から、国民の関心をそらすためであったという説もあるのですが・・・)。
核戦争の瀬戸際まで発展するとは、まあちゃまは、本当に思ってもみなかったのでした。
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