六日戦争

　第三次中東戦争は、イスラエル空軍の奇襲攻撃に始まります。

　この戦争の結末は、おそらく、アラブ諸国にとりましては、これが、トラウマになるほど酷い結果となりました。そうして、イスラエルは、圧倒的な勝利をおさめることになったのです。それあ、アラブ側のレーダー網をかいくぐることができるミラージュを、イスラエルは保有していたからです。このミラージュによって、イスラエル空軍は、エジプト側の空軍基地のみならず、シリアやレバノンの空軍基地まで攻撃し、アラブ側の戦闘機を壊滅させてしまいました。制海権を握ったイスラエル軍は、破竹の勢いで進軍を続け、エジプトのシナイ半島とシリアのゴラン高原を占領するとともに、第一次中東戦争の時にエジプトとヨルダンにそれぞれに占領されていたガザ地区とヨルダン川西岸地区をも占領してしまうのです。この戦闘の趨勢は、六日間で決せられたため、六日戦争と呼ばれています。

　たった６日間の戦闘で、中東が激変したことに、まあちゃまは、驚くのでした。