1970年9月、かつてアラブ一帯にナセリズムの嵐を巻き起こしたナセルが死去します。このとき、ナセルの後継者として登場してきたのが、アンワル・サダトどいう人物です。
サダトは、ナギブやナセル等とともに、自由将校団の一員として1952年のエジプト革命に参加した人物です。ナセル大統領の下では、長らく副大統領を務めてきました。ナセルの死去を受けて、同年10月、サダトは、臨時大統領に就任することになります。就任当初は、ナセルの路線を引き継ぎ、ソ連との友好関係も維持していました(1971年友好協力条約締結)。しかしながら、1972年7月、サダトは、突然にソ連の軍事顧問団の追放を発表するのです。
サダト大統領の登場で、中東には、また不穏な空気が流れ始めたのね、とまあちゃまは、次に何が起きるのか、心配でなりません。
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