国境線を引くという問題は、合法的な領有には幾つかの根拠が並列しているために、えてして混乱しがちです。
たとえば、パレスチナの場合には、ユダヤの人々が古代にあって王国を建設していたという事実が、現代における国家建設にある程度の根拠を与えています。しかしながら、、このような歴史的な事実がない場合には、後から移民してきた人々が、その地において自らの民族の人口を増やし、過半数以上の人口を根拠に領有を主張するとしますと、これは、間接侵略となってしまいます。特に、現代という時代は、多かれ少なかれ移民が増加傾向にありますが、こうした後発的な移民に政治的な独立の権利が与えら得るとしますと、世界のあちらこちらで国家や地方の”乗っ取り”騒ぎが起きてしまうことになりましょう。
歴史的な領有や居住の事実がなく、かつ、後から移民してきた人々は、政治的な独立の権利を持たないと考えた方が、よさそうね、とまあちゃまは、思うのでした。
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