イスラエルとは、世界中に散らばったユダヤ人が、第二次世界大戦後に集まって建国した国です。それでは、この建国までの道のりをおさらいしてみることにしましょう。
ユダヤ教を信じるユダヤ人の人々が、キリスト教が支配したヨーロッパにおいて、疎外された立場にあったことはよく知られています。このため、ユダヤ人の人々は、何とか、自らの国家を持ちたいと強く願ったのです。19世紀末ごろには、ユダヤ人国家建設運動は、シオニズム運動として世界各地に広まり、国家建設は現実味を帯びてくるとになります。当時の世界情勢を見てみますと、中東地域は、ヨーロッパ諸国の植民地となっていました。そこで、シオニストの人々は、1987年にパレスチナの地に国家を建設することを決定し、この地を委任統治領としていたイギリスに働きかけを行うのです。こうして、第一次世界大戦のさ中の1917年に、シオニストの人々は、戦後においてユダヤ人の国家をパレスチナの地に建設するとする約束を、イギリスのバルフォア外相と交わすのことになりました(バルフォア宣言)。ところが、イギリスは、アラブ諸国との間にも戦後の独立を認める取り決めを行っており、ユダヤ人とアラブ人との二重約束となっていたのです。
イスラエルの建国は、はじめから波乱含みなのね、とまあちゃまは、パレスチナ紛争のはじまりからびっくりです。
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