ところで、ロシアでは、ロシア革命が発生し、革命の混乱期にあっては、一端、中近東から退いたように見えました。しかしながら、本当に、ロシアから衣替えをしたソ連邦は、覇権主義を放棄したのでしょうか?
確かに、レーニンの理論によれば、帝国主義とは、資本主義国間の権益をめぐる争いと言うことになります。この理論に基づくならば、資本主義国ではないソ連邦は、当然に、帝国主義=覇権主義であろうはずがありません。しかしながら、ソ連邦は、やがて、自らの理論を自らの行動で否定することになります。つまり、共産主義というイデオロギーを旗印にコミンテルンを結成し、積極的な対外政策、否、介入主義に転じることになるのです。
ソ連邦って、どうしてこんなに自己矛盾に満ちたことができたのかしら、とまあちゃまは、不思議でなりません。
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