こうして、第一次世界大戦は、パレスチナに大きな転機をもたらすことになりました。
パレスチナを含む中近東は、イギリスの3C政策とドイツの3B政策が衝突する覇権争いの場でもありました。トルコは、ドイツとの親交を深め、バグダードに至る鉄道敷設権をドイツに与えてもいたのです。ドイツの中近東進出は、イギリスにとってもフランスにとっても、そうしてロシアにとっても脅威でありました。こうした中で、第一次世界大戦がはじまることになるのですが、ここに、かの有名なイギリスの二重外交(フランスとロシアとの間に結ばれたサイクス・ピコ条約を含めると三重外交)が展開されることになりました。
三重の約束をしてしまったら、これからどうなるのかしら?とまあちゃまは、不安です。
コメント