ところで、これまで犯罪はダメ!とのみ述べてきましたが、犯罪の領域を確定したり、それ相当の罰を決めることもまた、むつかしいことです。
殺人、暴行、窃盗などは、どの社会でも比較的簡単に犯罪として認定されますが、どの程度の犯罪行為にどの程度の罰を与えるのか、という刑罰の部分では、必ずしもすべての社会において一致はしないようです。現に、死刑を廃止している国もあれば、廃止していない国もあります。さらに、麻薬とった薬物や公序良俗に反する行為となりますと、犯罪と刑罰の両方の側面において、さらに認識が多様化します。オランダでは、麻薬が合法化されていることは、良く知られています。犯罪と刑罰は、国民性や社会的な共通認識の違いによって、国ごとに対応が分かれるのです。
もちろん、まあちゃまは、麻薬は人間を廃人にしてしまったり、正常な判断力を人間から奪ったりしますので(犯罪も増える!)、麻薬の合法化は行き過ぎではないの?と思うのですが・・・。
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