カルト教団は、民主主義が大嫌いです。何故ならば、人口のたった数%の信者だけで、全ての統治権力を握り、他の人々を支配するには、多数者が決定権を持つ民主主義は、”目の上のたんこぶ”となるからです。カルト教団は、あくまでも少数特権者支配を目指すのです。
カルト教団と民主主義が両立しない点は、この点のみではありません。例えば、選挙に際して、教祖や教団が信者に対して投票を命令するとなりますと、これは、民主主義の基礎となるべき個人の政治的自由を拘束していることになります。しかも、カルト教団は信者を洗脳していますので、信者は、政策判断や議員の選択のための判断力に欠けてしまうのです。
また、憲法に違反して政党を結成し、巧妙に政権に参加したカルト教団が、全体主義を信奉する場合には、これはもう、国家的な危機となります。政権与党の一部が、憲法に定められた諸価値を否定するのですから、政府自身が、憲法尊重擁護義務違反を犯しているようなものです(宗派政党の結成自体がすでにこの義務違反なのですが・・・)。カルト教団とは一切かかわりのない国民にとっては、迷惑どころが害悪以外の何ものでもありません。かくして、カルト教団は、国民多数の反感にもかかわらず、党利党略をばねに統治権力の座につき、たった数%の少数派でありながら、背後でマスコミを操作しながら、国民支配の基盤をちゃくちゃくと築いてゆくのです。
これでは、日本国は、民主主義国家でありながら、民主主義が壊されてしまう!と、まあちゃまは心配で心配で仕方がありません。
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