まあちゃまの今語り

批判は悪いこと？

　時々、批判をすると、嫌われることがあります。まあちゃまは、いつも、批判や批評ばかりしていますので、嫌われ者かもしれません。えーん！

　でも、悪口ではなくて、単なる好き嫌いでもなくて、根拠のある批判や批評であるならば、それは、世の中を良くする方向に働くかもしれません。

　世の中が良くなるならば、嫌われてもしかたがないのよね、と、まあちゃまは、諦めるのでした。

思いやりは想像力の賜！

　身勝手とは、自分だけの理由を持ち出して、他の人々に迷惑をかけることですが、身勝手になる原因の一つに、他者のことを考えない、という思考力、あるいは、思いやり不足があります。

　思いやりという美徳は、想像力の賜です。何時も自分のことばかりしか考えていない人は、自分の行為に対して他者がどう思うか、考えてみることができないのです。

社会が、少しでも良くなるためには、相互に思いやりをもつことが大切です。でも、現在の社会を見ますと、自分のことしか見えない人が多すぎるように思うのです。

　身勝手で思いやりのない人々に、まあちゃまは、ぷんぷんです。

自分だけの根拠では迷惑

根拠にも様々な根拠があるのですが、他の人々が、最も”はてな”と思ったり、怒ってしまったりするのは、自分だけの根拠が持ち出された時です。

　これは、時々、自己中心主義と表現されています。つまり、”自分がしたいから、する！”という態度です。自分の行為がその行為者本人のみにかかわる問題であるならば、それはそれで良いのですが、これが、他の人に影響を与えたり、他の人の行動を制約するような場合には、大きな問題となってしまいます。よく”身勝手な人”と言われるのは、自分だけの根拠を持ち出して、人を動かしたり、人に何かをさせようとする人のことを言うのです。

　これって、迷惑よね！と、まあちゃまは、身勝手な人にはなりたくないなあ、と思うのでした。

慣習も根拠の一つ

　　根拠とは、何も科学的なデータや説明のみではありません。時には、合理的に説明できない慣習も、根拠となる場合があります。

　　こうした事例は、伝統的なしきたりや行事、あるいは、儀式の中に多く見られます。例えば、神社では、最も一般的な形式では、柏手を二度打ちますが、どうして二度であるのか、科学で説明することはできません。何故、三度や四度ではないのか、誰にも答えることができないのです。

　長い時間をかけて形成されてきたこの世ほど、さまざまな慣習に満ち溢れている世界はないのね、とまあちゃまは、少しばかり、不思議な気持ちになるのでした。

人間とは根拠を求めるもの

人間とは、何か根拠を求める存在のようです。根拠があるか、ないかで、物事の行くへは大きく左右されるのです。

　まず、根拠がないと、何を提案しても、誰からの理解も得られなくなります。この時点で、提案は、単なる思いつきとして扱われ、実現することができなくなるのです。あるいは、はた迷惑なお話として、一笑に付されるかもしれません。

　物事を行う時には、根拠が必要なのね、とまあちゃまは、自分が提案する時には、きちんと根拠を示すようにしようと、心に誓うのでした。