ところで、ネタニヤフ政権で起きた事件として忘れてはならないのは、嘆きの壁をめぐるイスラエルとパレスチナの衝突です。
嘆きの壁とは、紀元前20年に、ユダヤのヘロデ大王が建設したユダヤ教のエルサレム神殿の壁のことです。この神殿は、70年に、ローマ軍によって破壊されたため、壁のみがユダヤ王国滅亡を象徴するように、今日に残ることになったのです。ユダヤ人は、その後、各地に離散することになりましたが、この壁を心のよりどころとしましたが、ローマ帝国時代のみならず、イスラム勢力の支配下にあった時代にも、しばしば自由な参拝は許されませんでした。
今から2000年以上も前の神殿が、現代の歴史にも影響を及ぼしているのね、とまあちゃまは、少しばかり驚くのでした。
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