もし、イスラム原理主義者の主張するように、カリフ制が復活したとしたら、もうひとつ、揉め事が発生しそうです。それは、”誰が、カリフになるのか”、というポスト争いです。
実は、もう既に、この揉め事は起こっているのです。それは、アフガニスタンでイスラム原理主義組織のタリバンが、ムハンマド・オマル氏をカリフに選出した時のことです。タリバンは、カリフの効力はアフガニスタン国内にとどまるとしましたが、オマル氏のカリフ就任は、他国のイスラム教徒たちの反感と反発を買うことになったのです(オマル氏は、この時、カリフの象徴であるマントを羽織ったと言います。)。
カリフ制を再建したとしても、カリフの選出や権限をめぐって、ひと悶着もふた悶着もありそうね、とまあちゃまは、予測するのです。
コメント