中東和平は、ベギン政権の誕生で頓挫しかかったのですが、ここで、再び、エジプトのサダト大統領によるサプライズが起きます。それは、突然のイスラエル訪問とイスラエル承認でした。
1977年11月、サダト大統領は、イスラエルを訪問し、イスラエル議会において、歴史的な和平提案を行います。それは、シナイ半島の占領地からイスラエルが撤退することを条件として、エジプトが、イスラエルの存在を承認する、というものでした。アラブの盟主的な存在であったエジプトのイスラエル承認は、イスラエルにとっても願ってもないことであったのです。この背景には、4度に及ぶ中東戦争の結果、人的物的被害が甚大であったエジプト国民の厭戦感も後押しをしたと言います。
あちゃま、びっくり!とまあちゃまも、サダト大統領の訪問に驚くのでした。
コメント