1967年の第三次中東戦争の結果、エジプトは、スエズ運河から東側のシナイ半島を、シリアは、ゴラン高原をイスラエルに占領されることになりました。これらの占領地を奪回するため、両国が、イスラエルに対して攻撃を仕掛けるということは、大いにあり得たのです。
エジプトのサダト大統領は、ソ連の軍事顧問団追放など、電撃的な行動をとることで知られていましたが、1973年10月6日、突如として第四次中東戦争が勃発します。第三次の時とは反対に、今度は、エジプトとシリアの合同軍が、イスラエルに対して奇襲攻撃をかけたのです。つまり、両国は、イスラエルを東西から挟みうちにしたのです。エジプト軍はシナイ半島へ、シリア軍はゴラン高原へ、それぞれ進軍することになりました。
とうとう第四次中東戦争が始まってしまったのね、とまあちゃまは、またまた驚くのでした。
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