支配欲とは、他者を自分の意のままに動かそう、あるいは自分の所有物にしてしまおう、とする利己的な欲です。支配されそうになっている人の側から見ますと、迷惑この上もありません。
ところで、公的な立場にある人が、自分の支配欲にまかせて、勝手に政治権力や統治権力を使いますと、国民は、本当に不幸になってしまいます。ひとつ間違えますと、奴隷にされてしまうかもしれないのですから。こうした悲劇が起きないためには、政治や統治の権力は、”国民からの預かりものである”ということを、公人を含めた全ての国民が、しっかりと認識する必要があります。権力とは、個人の支配欲を満たすためにあるのではなく、みんなが安全かつ秩序正しく、公正な社会に生きるために存在しているのです。
とかくに政治は権力争いとか言われるけれども、やっぱり、公権力は、国民のためにあるのね、とまあちゃまは、みんながもっと、このことに気づいて欲しいと思うのでした。
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