かつて、イギリス人のアクトン卿という方が、”権力は、かならず腐敗する”と言いました。本当にそのとおりみたい!、と誰もが思えてならない、今日この頃です。・・・
それでは、どうして権力は腐敗してしまうのでしょうか?一番の原因は、人間が、”悪い子”だから、少なくとも、”悪い子”の部分をもっているから、と思われるのです。でも、”悪い子”ってどういう子?とまあちゃまは考えます。
”悪い子”を定義することは、とても難しいことです。”良し悪し”は、使われている文脈によって変化することがあるからです。でも、統治や政治における”悪い”の基本は、案外はっきりしているのかもしれません。それは、自分のために権力を用いることです。統治権力とは、本来、人々からの”預かりもの”です。”預かりもの”ですから、自分の利益や目的のために用いてはならないのです。結構単純なのですが、権力があれば、他の人々を動かしたり、抑えたり、さらには一部の人を優遇したりすることさえできますので、ついつい、権力を持つ人々は、その魔力に目がくらんでしまい、それが預かりものであることを忘れてしまうのです。
”悪い子”って、強そうでありながら、権力の魔力に打ち勝てない”弱い子”なのかも・・・、とまあちゃまは思いました。
コメント