人々が団結するのは外圧があったときと云うのは、古今東西を問わない原理みたいなものであろう。NATOが出来たのも、ソ連とい軍事国家に対抗するためであり、EUが出来たのも米国あるいは日本という経済的外圧に抵抗するためと見ることができる。ところが、そのような、外圧がなくなると今度は内部分裂を始めると云うのも原理みたいなものじゃ。近くは、ベルギーが二つに分裂しそうであり、イタリアも怪しい。英国も、ひょっとするとスコットランド、ウェールズ、アイルランドへと分裂するかもしれない。さて、わが国を振り返ってみると、政治的の外圧を感じていないようじゃ。大きく分ければ、親米派と親中派に分かれていいる。そのために、ある目標のために団結するといこともない。保守党まで、ばらばらな状態じゃ。まあ、これがどういう結果になるかは、高校の必修科目である世界史を勉強すれば分かることである。