石油価格があがっている、穀物価格も上がっている。庶民の生活は苦しくなってくる。石油価格が市場原理で上がるのならば、少しは我慢できる。しかし、これが投機筋の思惑で上がっているのならば、誰でも我慢できない。みんなの苦しみをよそに、投機で巨万の富を築く人たちがいることを、許すだろうか?石油資源や、穀物と云ったものは投機の対象にしてはいけないのではないか?物の需給がバランス状態に近いときは、先物市場もよいであろう。しかし、資源戦争が起ころうとしている時に投機市場を許してよいのであろうか?我が国ではかってコメの先物取引でコメ価格が飢饉のとき暴騰し、焼き打ちだのの暴動が発生した経験がある。いま、生活の基本資源の価格を投機に任せたならば、戦争に発展する危険性まである。また、資本主義の存在をも危うくする。これは、更に民主主義の危機でもあるり、独裁への道を開くことになる。投機市場への何らかの、しかも巧みな規制が必要であろう。
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