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「そして、後漢の時代にね。鄭玄(127~200年)という学者さんが、『易緯』の注釈書を書いたの。『日本書紀』に用いられている讖緯暦運説というのは、鄭玄さんの注に拠るのよ。」
「へぇー。そんなに昔の人の説が用いられているんだ。ちゃぽ。びっくり。」
「鄭玄さんの『易緯』の注釈書は散逸してしまっていて、今では、中国にも日本にも無いの。幻の書と言えるかもね。でもね。あの三善清之さんの「勘文」に、その幻の書から引用したと考えられる文章が残っているの。その引用文に、1260年や120年という数字が聖数(一定年数)として記されてあって、これらの数字が、日本書紀紀年法に用いられていることが、わかったのよ。」
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