「ゆうちゃま。120年って、日本書紀紀年法にとって、とてもだいじな数字だったんだね。それで、平安時代のどんな文書に120年について書いてあるの?」
「それはね。ちゃぽちゃん。三善清之さんの「革命勘文」という文書なのよ。60年に一度づつめぐってくる辛酉年に、大きな政治的事件があるという易緯の説があって、三善清之さんは、これを防ぐために年号を改めるべきと主張されたの。このことについて書いた文書のなかに、120年がでてくるのよ。」
「ちゃぽも、読んでみるね。」
ちゃぽちゃんは、さっそく、「革命勘文」という文書を読んでみることにしました。
「ふむ。ふむ。どれ。どれ。あっ。ほんとうだ。120年について書いてある!」
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