「ちゃぽちゃん。きょうは、天智天皇の称制について、お勉強しましょう。」
「うん。ちゃぽ。きのう、ゆうちゃまは、称制の紀年があるのは、天智天皇と持統天皇だって、いっていたよね。」
「そうよ。ちゃぽちゃん。二帝のち、きょうは、天智天皇ね。天智天皇の紀年数は、10年あるの。このうち、天智元年から天智6年までが称制年なのよ。」
「どうして、天智元(662)年から天智6(667)年までが、称制年なの。」
「それはね。天智天皇が即位されたのが、天智7年であるからよ。」
「ゆうちゃま。それじゃあ。天智元年から天智6年までの間は、天皇ではなかったの。」
「そうなの。でも、日本書紀は、天智紀において、まだ皇太子であったのに、天智元年から天智6年までをちゃんと、天智天皇の紀年として扱っているのよ。それで、天智元年から天智6年までは、通常、例えば、「天智称制元年」っていうふうに、呼んでいるの。」
「へぇー!ちゃぽびっくり。天智称制元年から天智称制6年までのと6年と天智7年から天智10年までの4年で、ぜんぶで、10年なんだね。」
「そうよ。ちゃぽちゃん。明日は、持統天皇について説明するわね。」