雄略列は、多列・並列構造を構成する4本の年代列のうちの一つです。
それでは、雄略列の基準年は、何年になるのでしょうか(基準年とは、紀年と実年代との一対一の対応関係のことをいいます。例えば、応神列の基準年は、「応神元年=西暦390年」です。基準年がわかりますと、応神2年は391年といった具合に、他の紀年を次々と実年代に位置づけてゆくことができるようになります)。
雄略列の基準年は、雄略五年条の記述から、求めることができます。
雄略5年条には、百済の武寧王の出生譚が見えます。この出生譚から、雄略5年が、西暦461年であることがわかります。雄略5年が西暦461年ですと、雄略元年は、西暦457年であることになります。雄略列の基準年は「雄略元年=457年」となるでしょう。
続きは明日ね♡
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