ゆうちゃまの昔語り

倉西裕子は「ヤマトヒメの原像」がやまと姫や神宮研究に役立つことを期待している

 
Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"Miss Yuuko Kuranishi visited to the Grand-Shrine in this summer vacation, because as I mentioned, in the last year she studied on the first Sai-guu, Princess Yamato, and wrote Yamato-hime no Genzo.  She expected that her work would contribute not only the study of Princess Yamato but also the study of the Grand Shrine.（「述べてきたように、昨年、倉西裕子は、初代斎宮のヤマト姫について研究して「ヤマトヒメの原像」を著したことから、今年の夏休みに伊勢神宮に参詣したんだ。倉西裕子は、自説が、やまと姫研究のみならず、神宮（伊勢神宮）研究に役立つことを期待しているんだ。」）"

神宮は最初から天照大神と豊受大神をお祭りすることを構想していた

 
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"Therefore, from the first the Grand Shrine has been having the grand-concept to be consecrated to the two heavenly deities, Amaterasu Oomikami and Toyo-uke no Ookami, because the aim of the Grand Shrine is to realize or symbolize the ideal world on the earth.（「それゆえに、神宮は、最初から２柱の天の神様、天照大神と豊受大神をお祭りすることを構想していた。神宮の目的が、地上に理想の世界（常世国）を実現すること、もしくは象徴化させることにあったからである。」）"

やまと姫が初代斎宮に選ばれた理由

 
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"Miss Yuuko Kuranishi concluded in her work, Yamato-hime no Genzo, as follows: The reason why Princess Yamato was selected as the first Sai-guu, is considered that she is a female descendant of Prince Michi-Nushi.（「倉西裕子は、「ヤマトヒメの原像」において、次のように結論しているんだ。やまと姫が初代斎宮に選ばれた理由は、やまと姫が道主王の女性の子孫であったからであると考えられる。」）"

豊受大神は日葉酢姫の入内によって宮中で祭られるようになった

 
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"Miss Yuuko Kuranishi conjectured that Toyo-uke-no Ookami came to be devoted in the palace of Sui-nin Tennno when Empress Hibasu married to Sui-nin Tennno.（「日葉酢姫が垂仁天皇のもとに嫁いだことから、豊受大神は宮中で祭られるようになったんじゃないかと、倉西裕子は推論しているんだ。」）"

道主王はやまと姫のおじい様

 
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"Mich-Nushi is the father of the Empress of Suinin Tennno, Empress Hibasu.  And Empress Hibasu is the mother of Princess Yamato.（「道主王は、垂仁天皇の皇后の日葉酢姫のお父様なんだ。そしてその日葉酢姫は、やまと姫のお母様なんだ。」）"

豊受大神は元は開化天皇の孫一族によって丹波で祭られていた

 
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"According to an historical material, originally, Toyo-uke-no Ookami had been devoted in Tanba district by the female descendants of Prince Michi-Nushi, who is a grand-son of the 9th Tennno, Kaika Tennno.（「史料によると、豊受大神は、もともとは、開化天皇の孫の道主王の女性の子孫たちによって、丹波で祭られていたんだ。」）"

倉西裕子は「ヤマトヒメの原像」を著している

 
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"In 2009, Miss Yuuko Kuranishi published her work, Yamato-hime no Gennzo.  In her work, she dealed with the historical background of the first Sai-guu, Princess Yamato.（「２００９年に、倉西裕子は「ヤマトヒメの原像」（『平安文学と隣接諸学６　王朝文学と斎宮・斎院』〔竹林舎、２００９年〕所収）を発表しているんだ。論文で、倉西裕子は初代斎宮のやまと姫の歴史的背景について論じているんだ。」）"

豊受大神は初代斎宮のやまと姫と歴史的な関連がある

 
Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"And Toyo-uke-no Ookami seems to be connected with the first Sai-guu, Prencess Yamato, historically.（「そして、豊受大神は、初代斎宮のやまと姫と歴史的な関連があるようなんだ。」）"

神宮には天（高天原）の実現を望む人々の願いが込められている

 
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"In fact, the vast land of Ise has been treated as the holy precincts of the Grand Shrine from the ancient age.  Furthermore, it is possible that the aim of erecting the Grand Shrine is to express the wishes of the people to realize the ideal world, like as the heavenly land, on the earth.（「事実、広大な伊勢の地域は、古代から神域とされてきているんだ。それに、神宮を建てた目的は、地上に天の世界（高天原）のような理想の世界を実現しようという人々の願いを表現することにあったとも考えられるんだ。」）"

神宮のコンセプトは天（高天原）を地上に実現すること

 
Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"In short, the concept of the Grand-Shrine seems to realize the Heavenly world on the earth by dedicate solemn and pious religious services to Amaterasu Oomikami(the Sun Goddess) and Toyo-uke-no Ookami (the Moon God).（「すなわち、神宮のコンセプトとは、天照大神（日神）と月読尊（月神）を、厳粛、そして敬虔にお祭りすることによって、地上に天（高天原）の世界を実現しようというものらしいんだ。」）"