ゆうちゃまの昔語り

結論は応神元年は３９０年で雄略５年は４６１年

Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"Dear, Tutankhomer, we can conclude that the 1st Year of Oojin Tennno is A.D.390 and the 5th Year of Yuuryaku Tennno is A.D.461.（ツタンカホーマーさん。応神元年は西暦３９０年で、雄略５年は西暦４６１年と結論づけることができるんだ。）"

Tutankhomer said（ツタンカホーマーさんは、言いました。）:―

"I understand well, dear Chapo.（「よ～くわかったぞ。ちゃぽちゃん。」）"

海外資料と比較することで『日本書紀』の紀年の実年代は確認できる

Chapo said（ちゃぽちゃんは、言いました。）:―

"Concerning several annual records in Nihonshoki, which can not be identified their accurate years, to compare them to foreign materials, we can decide their accurate dates.（「『日本書紀』の年次不明のいくつかの紀年は、海外資料と比べることで、その実年代を確かめることができるんだ。」）"

雄略５年は西暦４６１年

Tutankhomer said（ツタンカホーマーさんは、言いました。）:―

"We can find the account about the birth of King Shima of Kudara in the annual record of the 5th Year of Yuuryaku Tennno in Nihonshoki.  Therefore, the 5th Year of Yuuryaku Tennno is A.D.461!!!（「百済の斯麻王（武寧王）の生誕についての記事が、『日本書紀』の雄略５年条にみえるということは、雄略５年は、西暦４６１年ということじゃ。」）"

武寧王の墓誌は『日本書紀』の記述が正しいことを証明した

Chapo said（ちゃぽちゃんは、言いました。）:―

"You are right, dear Tutankhomer!!!  This epotaph proved that Nihonshoki records the correct date of the birth year of King Shima of Kudara.（「そのとおりなんです。ツタンカホーマーさん。武寧王墓誌は、『日本書紀』が、武寧王の正しい生誕年を記録していたことを証明したんだ。」）"

武寧王の出生年は西暦４６１年

Tutankhomer continued talking（ツタンカホーマーさんは、言いました。）:―

"When King Shima of Kudara demised in A.D.523, he was 62 years old.  Therefore, he was born in A.D.461!!!（「百済王斯麻（武寧王）は、西暦５２３年に薨去された時には６２歳じゃった。ということは、斯麻王は西暦４６１年に生まれていることになるぞ。」）"

武寧王の墓誌から武寧王の出生年がわかる

Tutankhomer said（ツタンカホーマーさんは、言いました。）:―

"What's a splendid archeological discovery!!!   We can calculate the accurate year of the birth year of King Shima of Kudara by means of this epitaph.（「すごい考古学的発見じゃ。これで、百済の斯麻王（武寧王）の出生年の実年代を計算することができるぞ。」）"

武寧王の墓誌には薨年と宝算が記されてあった

Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"This epitaph has the following contents:―The Great General of Ann-Ton, King Shima of Kudara, demised on 7th May A.D.523 (i.e. the Ki-Bou Year in 60-agenary cycle) at age sixty two.  On 12th August A.D.465 (i.e. the Itu-Shi Year in 60-agenary cycle), his great tomb for the repose of his soul was completed.  Then, this epotaph was made for recording his career as above.（この墓誌は、このような内容もののなんだ。「安東大将軍百済王斯麻（しま）は、癸卯年（西暦５２３）５月７日に、６２歳で崩御された。乙巳年（西暦４６５）８月１２日に、王の冥福を祈るための陵墓が完成した。よって、上記のごとく、王の経歴を墓誌に刻んだ。」）"

武寧王の墓誌の発見

Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"However, in 1972, the Tomb of King Bunei (i.e. Prince Shima) was excavated.  His epitaph was discovered in it.（「ところが、１９７２年に、武寧王（島王子）のお墓が発掘されたんだ。そこから、武寧王の墓誌が発見されたんだ。」）"

『百済本紀』には武寧王の生誕年の記事がない

Tutankhomer said（ツタンカホーマーさんは、言いました。）:―

"I see.  We can assure the accurate date of the 5th Year of Yuuryaku by exploring the accout about the date of the birth of Prince Shima of Kudara in History of Kudara.（「わかったぞ。　百済の島王子の生誕年についての記事を『百済本紀』のなかから探し出せば、雄略５年の実年代を確かめることができるのじゃ。」）"

Chapo said（ちゃぽちゃんは、言いました。）:―

"But, to be regret, History of Kudara does not record his birth year.（「だけど、残念なことに、『百済本紀』は島王子の生誕については記録していないんだ。」） "

百済の武寧王は雄略５年に日本で生まれた

Chapo continued talking（ちゃぽちゃんは、お話を続けました。）:―

"According to Nihonshoki, Prince Shima-kishi of Kudara (i.e.King Bunei) was born in the 5th Year of Yuuryaku at the Kawara Island in Japan.  For in this year, his father, Prince Komu-kishi, younger brother of King of Kudara, came to Japan to serve for the Japanese Court.（「『日本書紀』によると、百済の島王子、つまり武寧王は雄略５年に日本の各羅島で生まれているんだ。島王子の父で、百済王の弟の琨支王子が、この年に日本の朝廷に仕えるために来日したからなんだ。」）"