「ようするに、こうゆうことなのじゃ。ちゃぽちゃん。いいかね。」
と、聖徳太子さんは、とくとくと、「天皇記」や「国記」のお話や編年のお話をはじめました。
「わかったかね。ちゃぽちゃん。」
「えーと。えーと。ちゃぽ。よくわかんないけれど…。」
「ううむ。…。」
聖徳太子さんは、ちゃぽちゃんがよくわからないので、困ってしまいました。
「では、しかたがない。ちゃぽちゃん。「四六二六相乗」という4×60=240と2×60=120が大切な数字であることと、21×60=1260が大切な数字であることだけは覚えて、三善清之さんに伝えておいておくれ。これが、わかれば、あとはどうにかなる。」
「はい。ちゃぽ。」
そういえば、ゆうちゃまが、120という数字について、云々いっていたことをちゃぽちゃんは思いだしました。
「ちゃぽー。ちょっとお勉強になったみたい。」