くらも天狗

北朝鮮

どうしてどこの国でも、外務省だの国務省と云ったところは、国際関係の真の解決ができず、表向きを取り繕うとする、官僚主義の塊なのだろうか？今度の、北がＩＡＥＡの査察を受け入れ、核施設の封印を行うということだけで、北の核問題が解決したとでも思っているのだろうか？これでは、クリントン時代に逆戻りしただけで、北はいつでもＩＡＥＡを追い出して、また稼働できる。そうして、また同じプロセスを繰り返して、援助をせしめるだけじゃ。

久間発言

またまた、久間氏の問題発言である。日本は言霊の国である。一度発言してしまえば、もうそれを取り消すことはできない。近頃いい加減な妄言を平気でいる位の高い人間といわれている輩が増えていることは、誠に遺憾じゃ。彼の発言には、二つの見方がある。ひとつは、先のイラク発言での反米的立場を取り返すためだ。もしそうなら、彼は本当に愚か者といえる。もう一つは、慰安婦問題に起因する、わが国での反米感情を助長するために、原爆問題をもちだしたということだ。そうであるならば、彼は相当の策士といえる。いずれにしろ防衛庁長官には相応しくない。原爆使用には勿論大反対であるが、サンフランシスコで、和を結んだからには、いつまでも恨みを言わず、口を結ぶのが、大人の対応である。

慰安婦決議案

米国議会で、いわゆる従軍慰安婦決議案が、議会委員会で可決された。どこの国でも政治屋はおり、思慮の足りない人間はおるものだ。しかも、韓国の問題らしいが、中国系米国人が後押しをしているとのこと！なぜこんな事実にも基ずかないことを平気で言えるのだろうか？ここに、米国人が持っている深層心理が絡んでいると考えられる。すなわち、先ず、戦前の日本人についての偏見じゃ。日本との戦争に対する正当性がないことを、それに日本に対する蛮行も加わり、本当は米国人は心の底で感じている見られる。そこで、日本は邪悪な、未開発の国でなくては困るのじゃ。第二が、米国人は余りにも、その歴史も含め、東洋のことを知らな過ぎる。戦前のこの問題に対してはまた項を改めて論じることにしよう。可哀そうな米国人と日本人じゃ！”暗黒大陸の真実”（タウンゼント）でも読んだらどうだろう。

道徳教育

ある新聞に紹介された、ある小学校での道徳教育の授業の紹介を読んで、腰もぬかさんばかり驚愕した。思いやりにつてらしいが、内容は、世をはかなんだ爺さんが節分に“鬼はうち”と叫んだら、鬼が集まりみんなで楽しく過ごし、爺さんは生きる希望を持ったという話じゃ。鬼は悪徳の権化と考えれば、爺さんはその時、悪の楽しさを学んで、生きる希望を持ったことになる。これが道徳教育の教材になるのだろうか？反対じゃ！

メタンガス爆発

都内温泉施設で発生するメタンガスが爆発し悲惨な事故があった。この原因はひとえに施設設置者が当然充満し爆発することがあるのにも拘らず、防護措置を取らなかったことにある。危険を放置した罪は大きい。ところが驚いたことには担当大臣はその原因を法律の不備にあったかのような発言をしている。あらゆる危険性に対して、法律を作ってもすべてを網羅することはできない。各人が自己責任を持って対処しなければ事故は無くならない。今回の事故を法の不備に転嫁しようとしている意図を感じる。不自然じゃ！拙者には何らかの働きかけが政治家にあったことの匂を感じる。

工作活動の防御

この度の朝鮮総連の土地・建物取引で、日弁連や緒方だのが表に出て、いかに我が国に北朝鮮の工作活動が浸透しているかよく分かった。これを機会に、政治家、裁判官、新聞記者、弁護士、学校教師・・・・らの工作活動を焙りだして欲しいものじゃ。

対テロ

よど号犯人妻に逮捕状の報道に、多くの諸君はやっぱりと思ったのではないだろうか？人命は地球より重しとか何とか言って、テロに屈服した故福田首相の判断が、また、少なくとも二人の命を奪う結果となっている。テロとは戦う以外に道はないのである。ちょっと、わき道にそれるが、一人の殺人者の死刑の執行が殺人事件を防ぎ、７～８人の命を救うという記事をどこかで読んだ覚えがあるが、何となく納得のできる話ではある。

謝罪会見

最近不祥事を起こした会社の役員がＴＶで深々と頭を下げている場面が度々放映されている。よく見るとちょっと不自然である。頭下げている先が、ＴＶカメラであり、記者連である。なにも記者連に頭を下げる必要はない。こういう事をするから、記者連はまるで正義の味方の検事のような顔をして，罪をなじり、やくざまがいに威張りだすのだ。単に正しい報道をするのが役目であるのにだ！記者の前で、謝罪することはない。あの席で、その状況や原因を正しく説明し、対策があれば、それを話せばよい。謝罪はＴＶの自社のコマーシャルの時にやってもよいし、放映時間を買ってやればよい。その方がよっぽですっきりするし、謝罪に値する行いじゃ！付け加えると、“世間をお騒がせてすみません”などと言っている役員がいる。世間を騒がせるのどでわざわざ、詫びることはない。自分の不祥事を詫びることが大事じゃ。世間を騒がせればジャーナリズムが喜ぶばかりだ。

２

エレベーター事故

さて先週に引き続きエレベーターの問題を考えてみよう。ところで、今まで我が国でエレベーターが設置されて以来エレベーターのロープが切れて落下する事故があったのだろうか？拙者は寡聞にして聞いたことがない。大体、エレベーターではロープが一本ぐらい切れても落下することは無いように設計されているものじゃ。それよりも、恐ろしいことはシンドラー製エレベエーター事故に関する報道が正しければ、エレベーターがブレーキだけで止まっているように設計されていることじゃ。このような、大事な部分はブレーキ以外に止まっているエレベーターの箱が止まっている時は絶対に動き出さないような安全装置を付けて設計するのが常道というものではないか？

エレベータ・ロープ

さて、今日この頃エレベータのロープに不具合が見つかったといた報道が数多くみられる。国交省はまたぞろ全エレベータの点検を命じている。これは、役所の責任逃れ以外何物でもない。今、目視点検をして数ヵ月後のロープのストランドの破断が予測できるのか？もしできるならばその科学的根拠を示す義務を国交省にはある。この頃、やたらと役所に報告しなかったと威張りまくっているが、役所に報告すれば事故は防ぐことがえきるのか疑問じゃ。これは一重に役所が自分の仕事を増やし、権威を誇示する目的で行っているようにしか見えんのじゃ。あるいは、検査法人などを作り天下りしようという意図があるのではないかと疑う。公表の義務を言うならば、役所は自分たちの不祥事を公表しているだろうか？社会保険庁然り、今国交省が持つ道路や橋の欠陥を公表しているのだろうか。密かに補修している橋や道路を日頃見かけるのだが？報道するジャーナリズムにも問題がある。不安をあおりたてて発行」部数を増やそうという意図がこれまた見え々々じゃ。