偉そうにという言葉がある。自分自身のことは棚に上げて、他人に説教などをする時の批判として使われている。今回の、米国議会の「従軍慰安婦」や「トルコのアルメニア虐殺」決議がこれに当たるだろう。前者何の証拠もないのに慈善者顔して、後者は百年ほど前のことを蒸し返し、当時の戦況も知らずに、これまた今まで自分たちがしてきたインデアン虐殺から始まる歴史を忘れて、トルコ帝国(トルコ帝国はすでに終わっている)を非難すると云う馬鹿げた決議を持ち出している。両者の背後にはそれぞれの国の怨念がるとしてでもである。我が国と米国はサンフランシスコ条約により和解をし、敵対国であったにも拘わらず、世界でもまれに見るような友好関係を築いてきた。これは、わが国が「耐えがたきを耐えてきた」賜物でもある。愚かな米国議員は、決議をしても何も起こらなかったと云っているようじゃが、我が国民の心の中で、その友好関係が失われていることに気が付いていない。我が国民はトルコと違っておとなしいが、一度爆発すると恐ろしいことに、先の大戦を経験から学んでいない。また、これは米国が反米国家をせっせと作る原因でもある。友人のために忠告したい。