私事なれど、今日は拙者夫妻の金婚記念日である。年をとると、還暦から始まり、越し来し年月に因んだお祝い事があるが、特に努力もせずに月日が経ってそういった歳になる訳だるから、本人にとっては余り感激は感じない。ああそうかと云う感じである。しかし、振り返ってみると、今でも、あの時に最悪の事態が起きたらどうだったかと思うことも多く、危ない橋も渡ってきたが、大した、事も起きず、結局は幸運な平穏な人生を歩んだことになるようだ。勿論、それぞれの時の岐路で別の道を選択したらとどうだったかと、半分悔悟の念も含め考える時もあるが、結局は今とそう変わらないことになっていたことであろう。拙者らの結婚生活で、人に話すことがあるとすれば、結婚以来喧嘩をしたことが無い位だろうか。今は、水と空気のような生活を送っている。